「仕上課」とは、自動車ボディーの金型を「仕上」「合せ」「組み合わせる」のが主な役目だ。
彼が現在所属している三島工場では、主に車のフェンダー部分の金型を扱っている。フェンダー部分と一口に言っても自動車メーカーが一つの部品を作るのに、カットしたり成形したりと、工程ごと、3~4、多い時には6型もの金型が必要となる。
金型を作る最初の工程は、機械によって、ほぼ設計部門で作った設計図どおりに作られるのだが、機械加工だけでは、まだまだ精密な金型とは言えない状態だ。
機械が一律に削り出した金型の表面には、細かな凹凸が全面にあり、そのままの状態でプレスしたら、デコボコでなめらかでない自動車ボディが出来上がってしまう。しかし、世の中にそんな新車がないのは、彼等の高い技術があるから。
ここはもう職人の世界だ。自分の目と手触りで、100分の1mmの狂いもないほどに削り、出来上がりはまるで鏡の様な輝きを放つ精巧さにまで仕上げる。上手い下手が一目で分かってしまう仕事だから、入社当初はとにかくよく練習したという。
彼が現在所属している三島工場では、主に車のフェンダー部分の金型を扱っている。フェンダー部分と一口に言っても自動車メーカーが一つの部品を作るのに、カットしたり成形したりと、工程ごと、3~4、多い時には6型もの金型が必要となる。
金型を作る最初の工程は、機械によって、ほぼ設計部門で作った設計図どおりに作られるのだが、機械加工だけでは、まだまだ精密な金型とは言えない状態だ。
機械が一律に削り出した金型の表面には、細かな凹凸が全面にあり、そのままの状態でプレスしたら、デコボコでなめらかでない自動車ボディが出来上がってしまう。しかし、世の中にそんな新車がないのは、彼等の高い技術があるから。
ここはもう職人の世界だ。自分の目と手触りで、100分の1mmの狂いもないほどに削り、出来上がりはまるで鏡の様な輝きを放つ精巧さにまで仕上げる。上手い下手が一目で分かってしまう仕事だから、入社当初はとにかくよく練習したという。